製造工程フロー

原料
お客様のニーズに合わせて、材料を開発。
ファインセラミックスの製造には、鉱物から目的の成分だけを抽出して造った人工原料を用います。優れた製品開発は、原料選定から始まります。

調合
ボールミルと呼ばれる装置に原材料や水などを入れ回転振動を与えて、粒子サイズを調整します。できた液体状のものを「泥しょう」または「スラリー」と呼びます。

スプレードライ造粒
スラリーを霧状にして、熱風を発生させるスプレードライヤーで瞬時に乾燥させ粉末にします。

顆粒混合
さらに成形性を高めるため、加湿し混合します。

成形
金型に顆粒を充填（じゅうてん）し上下の加圧で密度を高め成形体にします。

加工
セラミックスは焼成収縮をします。その縮みを計算し、成形前に精密な加工（生加工）を行います。

焼成
成形体を高温加熱処理をすることで、焼き固まり焼結体となります。
自動制御されたトンネル炉で焼成します。

バレル研磨
容器に水とメディア（研磨材）と製品を入れ、回転振動を与え、その摩擦により、表面の磨きやバリの除去を行います。

研削
表面を砥石などで削って、滑らかな仕上げを行います。

外観検査
品質を保つために、さまざまな検査をしています。
クラックや傷がないか一つひとつ目視で検査します。

出荷検査
外観検査に合格した製品について、各種測定機器を使用し、寸法測定を行います。

出荷
国内外に向けて出荷します。